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肝臓病治療

 当院はこれまで、台湾のみならず、世界各国の肝臓病に対する予防、診断と治療において、重要な役割を果たして来ました。特に台湾政府は台湾の肝臓病患者が多いという問題をかなり重視し、当院も肝臓病研究に力を入れて、B型肝炎ワクチン接種の普及、慢性肝炎治療後の追跡、投薬治療、または肝硬変及びその合併症、肝腫瘍などの治療と研究に尽くして来ました。

 当院は設備が完備で、優秀で親切な医療スタッフにより肝炎患者の徹底的な検査、治療と追跡を実行することができます。C 型慢性肝炎に対するペグインターフェロンとリバビリン併用療法も当院が開発し、新薬物の研究と臨床実験も進行し続けております。また、肝不全、肝性脳症、食道静脈瘤出血、腹水や肝腫瘍などの合併症についても、診断と治療を早めに行うことができ、さらに外科肝臓移植チームとも協力し、肝臓移植が必要な患者に手術を施行致します。

 肝臓における悪性腫瘍は原発性と遺伝性の二つに分けられ、いずれも肝臓医学における重大な課題である。当院では、一般手術と肝動脈塞栓術のほかに、経皮的ラジオ波熱凝固療法や経皮的マイクロ波凝固療法など新しい局部治療方式で肝臓悪性腫瘍の治療を行います。これらの方法は、小型の肝臓癌によく効き、肝臓組織に対する影響も少ないです。また、傷口が小さいため回復が早く、入院期間を短縮させ、費用を下げ、合併症も少ないなど利点が多いです。病症がより複雑な患者には、同時に異なる治療方式を行う合併治療によって、治療効果を高めます。目下、我々は腫瘍科医師と協同て、分子標的治療の臨床実験を行い、肝臓癌患者に更なる確実な治療を施すことができるよう努力しております。

 肝臓疾患の治療には、予防から診断・治療・検査・追跡までのどの段階もとても重要です。台大病院はいずれの段階においても豊かな治療経験を持ち、いつでも優秀な医療スタッフと完全な設備で治療を行うことができます。

 現在、慢性肝炎、肝硬変と肝癌に対しては、まだ治療率100%に達していませんが、当院は基礎臨床研究をし続けることによって知識と技術の突破を求めます。非トランスジェニックマウス、マーモットなどの動物実験、遺伝子治療、新薬実験などにより、各々の患者に合わせた個人的な治療方式を施します。我々はこれからも肝臓疾患を研究し続け、全世界の肝臓疾患患者に最善の治療方法を提供することができるよう努力致します。