当院は1963年に我が国初の血液透析手術を行い、当時の末期腎不全患者に新たな治療方式の扉を開いた。血液浄化科は当時血液透析と腹膜透析センターに分けられ、血液透析センターでは血液透析と血漿交換療法及び血液潅流、一方、腹膜透析センターでは持続的携帯式腹膜透析と自動腹膜透析の治療方式を提供致します。
血液透析
台湾では俗称「洗腎」で、人工腎臓を用いて血液を体外に引き出し、透析器に血液を誘導し、尿毒・余計な水分などの廃物を取り除き、浄化した後再び体内に戻す治療法です。この方法により尿毒症を治療し、特に末期腎臓尿毒症患者に向いています。
腹膜透析
腹腔へ腹膜透析液を入れて、腹膜を介して水や老廃物、尿毒を取り除き、導管を通して排出させ、血液を浄化します。この方法により尿毒病症状は顕著に改善されるので、末期腎臓尿毒症患者に向いています。
血漿交換療法
血漿分離機により血液の大分子量蛋白質を除去し、血液の中の有害物質を取り除きます。この治療法の適応症は腎臓疾患:腎臓移植拒絶反応患者・全身性SLE腎炎・肺臓出血、肝臓疾患:急性肝不全・原発性胆汁性肝硬変、神経系統疾患:重症筋無力症・慢性炎症性脱髄性多発神経病変、血液疾患:溶血性尿毒症症候群・多発性骨髄腫・血栓性血小板減少性紫斑病・過粘稠血度症候群、家族性高コレステロール血症です。
血液潅流
毒薬物中毒患者の血液を体外循環により、活性炭の吸着器に流すことで血液中の不要な物質を吸着させ、血液を浄化させる治療法です。その主な治療適応症は毒薬物中毒(解熱鎮痛剤・ジギタリス・睡眠薬・三環系抗うつ薬や有機リン系殺虫剤など)、肝性昏睡あるいはアルミ中毒などの患者です。